愛しい♡我が子は自閉症

愛息子であるナナトは、私たち夫婦の宝物。自閉症のナナトと、ナナトの応援団である家族の、成長と葛藤を綴っていくブログです。

自閉症と診断されるまで〜入園面接に合格した理由〜

ナナトのプレ幼稚園生活。




1か月の母子通園を終え、母子分離が始まりました。




周りの子がママとの別れに泣いている中。




ナナトは表情ひとつ変えずにお部屋へ走っていきます。




プレが楽しいから?




残念ながら、それは違います。




楽しんでいるわけではなくて、まだ理解できていないだけなのです。




これからナナトはみんなより少し遅れて、母子分離の意味を理解し、泣きながら登園することになるのだと、予感はしていました。





ちょうどこの頃。





プレに通う子限定で、園長面接が行われました。





ママたちの噂では、「プレの子は優遇される、とはいえ、落とされることもある」とのこと。





実際に私の周りでも、落ちてしまった子が何人かいました。




無理なら無理で仕方ない。




でも出来るなら、あの園長先生に預けたい。




その一心でした。




しかし。




ただ幼稚園に入れただけでは意味がありません。




1番大切なことは、ナナトを理解してもらうことです。




その上で入園を許可していただかなければ、取り返しのつかないことになり兼ねません。




私はこの園長先生を信じて。




面接で、全てを正直に話しました。




1歳の頃から、何かあると気になっていたこと。


言葉、表現、コミュニケーション、手先の器用さ、色々な面で、確実に遅れが見られること。


現在療育グループに通っていること。


今後も療育が必要だろうと思っていること。


発達検査の予約を入れていること。


そして。


ナナトはおそらく自閉症だと思うということ。



何一つ隠さずに。




これまでの経緯、私の思い、どう関わってきたかを全て。





すると、園長先生が面接の最後に、こうおっしゃったのです。




お母さん、よくナナトくんと向き合ってこられましたね。



今まで心細かったでしょうに、よく頑張ってこられましたね。



我が子の発達の遅れから、目を逸らしている親が沢山います。



気づいてすらいない親も沢山います。



そういう方は入園をお断りしてるんですよ。



あとで絶対にトラブルになってしまうので。



でもお母さんはナナトくんの遅れをしっかり受け止めて、向き合っていらっしゃる。



お母さんがナナトくんをこの園で過ごさせたいと思うなら、私たちは全力でサポートします。



これからはもう1人じゃないですよ。



私たちは、療育ができるわけではないし、その道のプロではありませんが。



ナナトくんの可能性を伸ばせるように、一生懸命勉強して頑張りますから。



一緒にナナトくんを育てていきましょう。



園長先生の優しい言葉に、我慢していた涙がポロポロと溢れてきました。




ナナトが自閉症かもしれないと思い始めてからずっと。




ずっと我慢してきた涙。




恥ずかしながら私は、しばらく立ち上がれないほどに、泣き崩れていたのです。




あぁ、本当はずっと、不安だったんだ。


本当はずっと、心細かったんだ。


本当はずっと、泣きたかったんだ。




平気なふりをして、無理に受け入れようとして、自分の気持ちすら見失っていた。



きっと、見ないようにしていた。




蓋をしていた自分の気持ちに、優しく寄り添ってくれた園長先生の言葉は、今も私の大切な宝物です。




そんな園長先生の素敵な計らいで。




名前も年齢も答えられず、質問にも何一つ答えられなかったナナトは見事合格。





この優しい園長先生の元で、幸せな幼稚園生活を送るはずでした。