愛しい♡我が子は自閉症

愛息子であるナナトは、私たち夫婦の宝物。自閉症のナナトと、ナナトの応援団である家族の、成長と葛藤を綴っていくブログです。

自閉症と診断されるまで〜悲しき退園の日〜


優しい園長先生に惹かれて、絶対ここに通わせたいと思っていた憧れの幼稚園。




面接も見事合格して、入園を待つばかりでした。




しかし。




プレ生活につまづき、ナナトは先生に怯え、先生からも「集団生活は無理」と言われ。




親子で限界ギリギリでした。





せめて園長先生が、敷地内にいて下さったらなぁ。



プレの延長に幼稚園があるはずなのに。




なんでこんなにも違うんだろう。





当時並行して通っていた療育グループの先生に、その経緯を説明し相談すると。




「ナナトくんにも相当負担になっているようだから、入園が決まっているなら、一旦プレは退園した方がいいんじゃない?」



とアドバイスをいただきました。




でも今辞めたら、4月からの幼稚園が更に大変になってしまうのではないかという思いもあり。




色んな葛藤がありましたが。





ナナトがあまりにも不安定で、日常生活でもパニックを起こすことが増え、ついに夜泣きまで始まったので。




これはもう限界だなと感じて、いよいよプレを退園することに決めました。





そのことをプレの担任の先生に伝える時のこと。





「先生、色々考えて、プレは退園させていただこうと思っていて・・・」




言いかけた私の言葉を遮るように、





「あっ、わかりました。今手続きの書類をお持ちします。」




そう言って、先生はいなくなりました。




書類を持って帰ってくると、書類の書き方の説明だけして、先生はあっけなくさようなら。




ナナトに、一言も声をかけずです。




こんなことってあります??




保育中じゃないですよ。




他の子どもたちはみんな帰られた後ですよ。




約半年間担任した子が、突然退園するというのに。




理由さえ聞いてもらえない。



言葉もかけてもらえない。





担任だけでなく、副担も、主任も。





さよなら〜の一言です。





私が幼稚園で働いていたから、自分がしてきた対応が基準になってしまっているのがいけないのでしょうか。





私はその冷たい対応が信じられなくて。





悔しくて、悲しくてたまりませんでした。





ナナトは、理由も聞かれないくらい、お別れも言ってもらえないくらい、厄介者だったのかな。




この園で誰か1人でも、ナナトを愛してくれた人がいたのかな。




そう思うとナナトが、先生に怯えたり、どんどん不安定になっていった理由が分かる気がして。




ナナトが不憫で、申し訳なくて。




園からの帰り道は、涙が止まりませんでした。




いくら園長先生が素晴らしくても。




この人たちにナナトは預けたくないと思ってしまい。




園長先生に電話して、ナナトの入園を辞退させてもらいました。




私が大好きだった園長先生は、




私の教育不足で、悲しい思いをさせてしまってごめんなさいね。




それは入園を断って当然です。




お母さんと今こうしてお話しているのも何かの縁ですから。




本園に入園しなくても、話を聞くだけならいくらでもできるので。



頼りないけど、何かつまづいたり、悩んだりすることがあったら。



いつでも遠慮なくお電話下さいね。



ナナトくんとお母さんのこと、ずっと応援していますから。



と、最後まで優しくて。




最後まで私を泣かせてくれました。



こうして、ナナトの園選びは、振り出しに戻ったのです。