双子出産後。
私と双子が退院して、1週間程経った頃のお話です。
ナナトが風邪をひいたので、小児科に連れて行ったことがありました。
小児科の待合室に座っていると。
「ママ!ナナトくんがいるよ!ナナトくんだよ!」
という声が聞こえてきました。
この時期ならではのフルネーム!!
見ると、ナナトと同じ歳くらいの男の子がこちらを見ています。
そして。
「ナナトくーん!やっぱりナナトくんだ!」
と、こちらに駆け寄ってきてくれました。
ナナトは目も合わさず、気配を消そうとしています。
いやいやこんな至近距離で無理よ。
「ナナトくん、風邪ひいたの?大丈夫?」
と聞いてくれる優しい男の子。
この子こそ、後にナナトの心の支えとなる、
ナナトにとっての初めてのお友達。
太陽くん(仮)です♡
太陽くんのお母さんが、
この子がナナトくんなんだ!
1ヶ月くらい前から、毎日ナナトくんの話をするようになって。
ナナトくんのことがすごく気になるみたいで。
同じクラスみたいなので宜しくお願いします。
と話してくれました。
それを聞いただけで、私はもう泣きそうです。
ナナトのことを気にかけてくれる子がいるんだ。
ナナトの名前を覚えてくれたんだ。
ナナトを受け入れてくれてる子がいるんだ。
そう思うと、もう嬉しくて嬉しくて。
太陽くんとお母さんに、何度も何度もお礼を言いました。
太陽くんは、ナナトと遊びたくて一生懸命話かけてくれるのですが。
ナナトは無表情で一切無視!!!
からの、パニック!!!
幼稚園以外でお友達に会って、どうしたらいいか分からなかったのでしょうね。
バイバイ!バイバイ!
(あっちに行って)
と泣き叫びます。
太陽くんごめんなさい。。。
ほら、ナナトくん具合悪くてご機嫌ナナメなのよ。
とお母さん。
そういう訳じゃないんですけどね。
大体ナナメだと思います。
そのうち分かると思いますが。
と思いつつ。
太陽くんごめんね。これからも仲良くしてね。
ちょっと発達がゆっくりなので、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、宜しくお願いします。
とだけ言って、太陽くん親子とは別れました。
それから1ヶ月たたないうちに、ナナトの口から、太陽くんの名前が!!!
もうそれからは毎日。
太陽くんの名前を聞かない日はありませんでした。
ナナトが幼稚園を大好きになってくれたのは、この太陽くんの存在が本当に大きかったと思います。
年中さんでも同じクラスになり、太陽くんは今もナナトのお世話係💦
いつもナナトを気にかけてくれる、優しい太陽くん。
本当に本当にありがとう♡♡♡